2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧
イアン・シャピロ『民主主義理論の現在』慶応義塾大学出版会。民主主義理論の現在作者: イアンシャピロ,Ian Shapiro,中道寿一出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会発売日: 2010/03/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 42回この商品を含むブログ (8件) を…
昨日は、子どもたちの学校Introductory English Centre(IEC)の卒業式。オーストラリアの学校は2月から新年度開始です。というわけで、この時期に「卒業式」というのは、こういうことです。IECは、英語ネイティヴではない子どもたちが、ある程度の英…
世界には本当にいろいろな人たちがいて、そして、そういういろいろな人たちと交流することのできる人たちがいる。それに比べて、自分の行動範囲と交流範囲は、どうしようもなく狭くて、かつ、当然(?)その狭さを拡げようとする好奇心も努力も持ち合わせて…
A. Moreira, The Activation Dilemma, Policy Press, 2008. どんな本かな。The Activation Dilemma: Reconciling the Fairness and Effectiveness of Minimum Income Schems in Europe作者: Amilcar Moreira出版社/メーカー: Policy Pr発売日: 2008/06/20メ…
『思想地図』Vol. 5, NHKブックス別巻。編者の北田暁大さんからということで頂いたようです。どうもありがとうございます。NHKブックス別巻 思想地図 vol.5 特集・社会の批評作者: 東浩紀,北田暁大出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2010/03/25メディア: …
A・リトル(福士正博訳)『コミュニティの政治学』(日本経済評論社)。コミュニティの政治学作者: エイドリアン.リトル著,福士正博訳出版社/メーカー: 日本経済評論社発売日: 2010/03/09メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 16回この商品を含むブログ (5…
福島都茂子さんから、以下のご高論を頂きました。どうもありがとうございます。タイトル通り、フランス家族政策について、ヴィシー政権時代とそれ以後との間に連続性が存在することを、制度、人材、(主なアクターの)思想の観点から分析されています。 福島…
下記のように、3月26日(金)、27日(土)に、同志社大学にて、ベーシック・インカム日本ネットワーク(BIJN)設立記念国際シンポジウムが開催されます。 ベーシック・インカムに関心をお持ちの方は、ぜひご参加ください。事前申し込み不要、入場無料、…
マーサ・ファインマン『ケアの絆』岩波書店、2009年、を読書中。ケアの絆―自律神話を超えて作者: マーサ・アルバートソンファインマン,Martha Albertson Fineman,穐田信子,速水葉子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/03/24メディア: 単行本 クリック: 1…
Lewis and Giullari, "The Adult Worker Model Family, Gender Equality and Care,"の続きについて、いくつかメモ書き。 ヌスバウムやキテイのケアへのアプローチは、「依存者dependent(the person-cared-for)」の視点からもので、「ケアを行う者(carer)」…
なぜか次男が、連続で学校用のカバンのリュックを忘れたのです。 一回目は先週末。学校から家に戻ってきたら、「リュック、学校に忘れてきた…」。え〜〜っ、と思いつつ、すぐにまた戻って無事回収。 と、思ったら、今日は、学校に着く直前で、また「リュック…
Jane Lewis 2006 "Work/Family Reconciliation, Equal Opportunities and Social POlicies," Journal of European Public Policy, Vol. 13, No. 3. EUの政策文書等の分析を通じて、EUにおける ジェンダー平等の政策コンテクストが、90年代後半以降、「…
Daniel Beland 2009 "Gender, ideational Analysis, and Social Policy," Social Politics, Vol. 16, No. 4. まだ読んでないけど、アブストラクトによると、ideatinal analysisに、ジェンダー研究が与えるベネフィットを指摘する論文。著者によると、ジェン…
Jane Lewis and Susanna Giullari 2005 "The Adult Worker Model Family, Gender Equality and Care: The Search for New Policy Principles and the Possibilities and Problems of a Capabilities Approach," Economy and Society, Vol. 34, No. 1. 「ケア…
構想が浮かばなくて焦っているせいか、別の大学で行われる(故)アイリス・ヤングさんの講演会に絶対行かなければならないのに、絶望的に遅刻している(しかも、道が分からなくてちょっと遠いところで迷っている)という夢を見てしまった。講師はヤングさん…
岡野八代「家族からの出発――新しい社会の構想に向けて」牟田和恵編『家族を超える社会学』新曜社、2009年。 家族を超える社会学―新たな生の基盤を求めて作者: 牟田和恵出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2009/12/10メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 37…
数日前のエントリの続き、ということです。 ゲラは戻して、多分これでOK。予定通り4月下旬、かな。 テープ起こしチェックも昨日終了。やはり、質疑応答のところは我ながらキビシイ。よくみんなテープ起こしで対談・鼎談・座談会とかやるなあ、と思う(まあ…
昨日の山根さんの本とともに、宮台さんに頂いた下記の本も到着していたのでした。システムの社会理論―宮台真司初期思考集成作者: 宮台真司,大河原麻衣,山本祥弘,稲葉年計,堀内進之介,現代位相研究所出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2010/02/19メディア: 単…
長男:ねえ、父さん、論文書くのって大変なの? 父 :う〜ん、まあ大変だねえ。おカネが儲かるわけじゃないんだけどね(いや、少し頂けるときもありますが) 長男:じゃあ、プライド? 父 :う〜ん、そうかもねえ。。。 多分そういうものなのである。
前に買っていたのを、送ってもらいました。なぜ女性はケア労働をするのか―性別分業の再生産を超えて作者: 山根純佳出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2010/02/23メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 66回この商品を含むブログ (13件) を見る ぱらぱらと見た…
毎日、子ども二人のお弁当を作っているわけですが(たまに自分のも作る)、たとえば今日はこんな感じです。 これは長男の分で二段になってます。 左側の入れ物は、チンゲン采とハムを(ちょっとオイスターソース味で)炒めたもの、シューマイ(冷凍)、鶏肉…
久保田裕之さんから、単著『他人と暮らす若者たち』(集英社新書、2009年)、および共著である牟田和恵編『家族を超える社会学』(新曜社、2009年)を頂きました。どうもありがとうございます。他人と暮らす若者たち (集英社新書)作者: 久保田裕之出…
たった一個の注を直すのに、どれだけ時間を使っているんだと、我ながら思う。そして、その割には中途半端なものにしかなっていないという現実も、アレだなあ、とも。。。
某二校は、明日戻します。刊行は4月下旬某誌予定。 某テープ起こし直しは21日まで。テープ起こし、苦手なんですよねえ。。。 某構想メモは・・・すみません、遅れてるのは知っています。もうちょっとお待ちを。。。 某イントロ書き、詰めねば詰めねばと思…
John S. Dryzek, Deliberative Global Politics, Polity, 2006より。 Reflexivity is by definition sensitivity to the degree to which actions themselves help create the contexts for action--that is, they are constitutive of the actor's social s…
週末は、実は両親がやって来ているのです。 というわけで、今日は、War Memorial, Parliament House, 各国大使館廻りなどをしてきました。総督邸の貴重な公開日という情報も某Kさんに頂いたのですが、行きませんでした。すみません。。。 そして、夜は、大…
気がつくと、キャンベラの気温はすっかり秋になっています。このごろは、最高気温21〜23度、最低気温10〜11度という感じです。数日後から、最高気温は27〜28度に上がるようですが。 というわけで、朝晩は本当に肌寒くて、(半そで)シャツ一枚で…
下記の要領で、一橋大学社会学部の加藤哲郎先生の最終講義が、行われるそうです。どなたでも参加できるようなので、ご案内します。 本日開催です。 ■加藤哲郎先生最終講義 日時:3月13日(土)15時開始 場所:一橋大学西キャンパス本館24番教室 (下…
Dowding and Dryzekの三日間のコース終了。 批判理論のロジックを取り出して、それぞれのバージョン(マルクス主義、フェミニズム、エコロジーなど)だとどういう風にそのロジックで述べることができるかをジョンが尋ねたところ、認識論と存在論についてのキ…
というようなことは、前からぼんやりと考えていて、相変わらず、ぼんやりしているのだけれど、ちょっとメモしてみる。 ある種のポストモダニズム的な考え方によると、「同一性」と「差異」は切り離すことができない。かつ、そうやって生み出される差異は、常…