いろいろ

 先日書いたように思うように進まないこともあるけれども、別のことではお願いしていた人びとからよいご返事が届き、大変うれしい。これで、なかなかうまく行きそうな気がしてきた。
 取り組まなければならないことがあるのに、久しぶりに時間があるとつい逃避して読書をしてしまう。

リベラリズムとは何か―ロールズと正義の論理

リベラリズムとは何か―ロールズと正義の論理

 うしろのあたりだけ読んで放置していたのだけど、最初から読み始める。大変読みやすい文体であることに少々感銘を受ける。なるほどそうかと思ったり、自分の書いたものを振り返って「ああ、ちょっとまずかったかな」と思ったり。
 『制度論の構図』以来の盛山さんの理論の分析の仕方は、独特だと思う。当該理論がどのような/誰の視点・立場から見たものなのか、ということに非常にこだわりがあり、そこから、理論間の異同や当該理論の問題点を指摘していく、と言ったらよいのだろうか。盛山さんの本は常に賛否両論を引き起こすようだが、僕にとっては、その理論分析の仕方がとても参考になる重要な理論家である。
 ああ、しかし、約一ヵ月後の某報告を無事にクリアできるのだろうか。現時点での準備のいたらなさと今週以降のスケジュールとを考慮に入れると、とても暗い気持ちになる。。。