10月上旬に、井上彰・田村哲樹編『政治理論とは何か』風行社、2014年、が刊行されます。政治理論のいくつかのタイプを提示するとともに、現代政治分析、政治思想史、法哲学、規範的経済理論、社会学・社会理論などの狭義の「政治理論」以外の分野の研究者による「政治理論論」を掲載することで、タイトルどおり「政治理論とは何か」についての理解を深めようとするものです。
- 作者: 井上彰,田村哲樹
- 出版社/メーカー: 風行社
- 発売日: 2014/10/01
- メディア: 単行本
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- 序――政治理論とは何か(井上彰(立命館大学)・田村哲樹(名古屋大学))
- 第1章 分析的政治哲学の方法とその擁護(井上彰)
- 第2章 政治/政治的なるものの政治理論(田村哲樹)
- 第3章 世界観としての政治理論(西山真司、名古屋大学)
- 第4章 現実政治と政治理論(岡崎晴輝、九州大学)
- 第5章 政治理論の歴史(松元雅和、関西大学)
- 第6章 「政治理論」と政治学――規範分析の方法論のために(河野勝、早稲田大学)
- 第7章 政治理論と政治思想史――J・G・A・ポーコックと「ケンブリッジ学派」(安武真隆、関西大学)
- 第8章 法哲学から見た政治理論――ロールズと合理的選択理論を手がかりに(若松良樹、学習院大学)
- 第9章 社会的正義の情報的基礎――社会的選択理論からの接近(須賀晃一、早稲田大学)
- 第10章 政治理論の応答性とその危機――脱政治への志向がもたらしたもの(盛山和夫、関西学院大学・東京大学名誉教授)