雑感

ときどき、自分は何も信じることができないのではないかと思うときがある。いや、信じているつもりのことに確信が持てないのではないか、ということかもしれない。どんな信念にも「それが絶対だ」と言える根拠などないように思えて仕方がない時がある。いや、「絶対」と思えたものも、次の瞬間にはさらさらと崩れ去ってしまうように感じてしまう、というべきかもしれない。そんな中で、自分は確固たる信念を探し求めているようでもあり、そんなものはないのだと諦念したり、あるいは、そんなものがあったらかえって危険だと思ったり、しているようでもある。