異動

異動といっても、僕のことではありません。高校教員の妻は、4月から異動になったのです
今までは職業科でしたが、今度は普通科です。「また普通科で教えたい」というのが彼女の希望だったので、その意味では望んでいた異動です。同時に、当然今までの学校にもいろいろな思い出があるので、やはりつらい思いもあるようです。
でも、きっと新しい学校でも、彼女は彼女の力を発揮するだろうなと思います。誰に対しても臆することなく率直に向かい合うこと、生徒たちと一緒になって心から楽しむこと、誰に対しても公平に接すること、そして、面倒に見える行動をいとわないこと、誰にでもできることでは決してないよねといつも思っています。
ところで、彼女の異動先は、今までよりもちょっと遠い場所になりました。そのため、朝、子どもたちに今まで以上に負担をかけることになります。僕がいなくて申し訳ないなと思います。あの子たちはずいぶんしっかりしてきたし、両親の状況もわかってくれている(はずな)ので、きっと大丈夫だと思うけれど、でも、やっぱりまだ子どもですからね。
最近よく思いだすのは、去年の1月に、二人の子どもたちがオーストラリアにやってきて、僕と一緒に住み始めた時のこと。特に(前に書いたことがありますが)最初のころについ弱気になって、お風呂に入っている時に次男に、「母さんがいなくて、さびしくないの?」と聞いた時のこと。あの子が、「父さんと二人で保育園に行ったよねえ」とだけ答えた時のこと。あの子はあの子なりの表現で、「大丈夫だよ。(父さんだけでも)ちゃんとやっていけるから心配しないでよ」と言ってくれたのでしょう。
彼女が新たな勤務地でも彼女らしくやっていくことを、そして、子どもたちが新年度を普通に迎えてくれることを、願っています。そして、自分が早く戻らないといけないよねと思います。その時期は、もうそんなに遠くはないのですけれど。