語学二日目

というか、昨日はオリエンテーションだったので、実質的に初日です。
授業前に、クラス分けが掲示されていて、その教室に入りました。
どのくらいのクラスなのかは、最初はよくわからず。
 名前や連絡先などの書類を、また書いて(というのは、同じようなものを書くのは3回目くらいなので。昨日の本の広田先生だったら怒るところだろうな(※本を参照)とか思いましたが、まあそれはそれ。
 今日は、いくつかのゲーム的なことをやって(こなして)終わりました。
 一番最初は、ファーストネームのアルファベット順に並ぶゲーム。お互いに聞きあって、順番を決めるのです。で、その次は、サーネーム(ファミリーネーム)。
 次は、各自が簡単な質問を3つずつ考えるとともに、質問されたら必ず「本当」のことを答える人と、必ず「うそ」のことを答える人とを決めておき(ただし、自分がどちらなのかは本人しか知らない)、それで、各自がそれぞれの人に自分の質問をして回り(質問された方は、「本当」か「うそ」の答えを言っている)、最後に、誰が「本当」/「うそ」のことを言っていたかを当て合うというゲーム。
 僕は、途中まで、最後にだれがうそを言っていたかを当て合うというところをイマイチ理解してなかったので、適当にやってしまいましたが、グループに分けて「合議」で決めるというやり方だったので、助かりました。
 で、ようやく最後の方になって、「嘘か本当か見分けやすい質問」というのは、ちゃんと考えればいくつかあるよな、と思いいたった次第です。たとえば、「年齢」とかは、見分けやすい。どう見ても、20歳くらいの人が「うそ」を言うことになっていれば、40歳とか言うので見破れる、という感じです。
 もっとも、僕の場合は、「年齢を39と言っていたからウソだ」と主張している人が何人かいて、昨日の続きで、それはそれでうれしかった(?)ですが(このネタ、しつこいですね)。
 あとは、二人組になって、それぞれがそれぞれのプロフィールをインタビューし、後で発表するというものもありました。まあ、これはゲームじゃないかな。
 実はこのゲームの途中で昼食の時間になったのですが、とあるクラスメイトが、上記のような授業に不満を持ったみたいで、先生に、「もっとレベルの高いクラスに入れてくれ」みたいなことを言ったみたいなのです。まあ確かに、かなりの人がANUの学部あるいは大学院進学の準備で来ているのですから、「ゲーム」ばっかりだとねえという気になるのも仕方ないかもしれません。
 で、昼食の時にその彼女にあったら、先生にそのことを言うと、「このクラスが一番レベルが上のクラスだから、このクラスでよい」と言われたそうなんですね。
 「いや、それはないだろう、だって僕がいるのだから」と思ったのですが、昼食後、先の「インタビュー結果」の発表を聴いていると、基本的にほとんどの人が大学院進学(または博士候補生)を希望している人だったのでした。分野も、文系(行政学や国際関係論、教育学)から、理系(物理、工学、情報関係、農学もいたかな)まで、様々です。つまり、昨日、結構いた、学部入学を希望しているもっと若い人たちは、ほとんどいなかったのです。
 というわけで、少なくとも、学歴ないし志望動機的には、かなりレベルの高い人たちのクラスであることは間違いないようです。そんな中、僕のマークシート試験は、どのくらいで評価されたのか、大いに気になるところですが、まあ気にしても仕方ないですね。
 そのあと、またゲーム。今度は、二人ペア同士の「対戦」ゲームで、ちょっと説明が難しいのですが、要するに、質問が書いてある山札をとり、その質問に当てはまる、ボードのマス目に書いてあるアルファベット(たとえば、「A」)で始まる言葉を言えれば、そのマスをクリアできるというもの。端から端まで5〜6マスああるのですが、早く到着できた(回答できた)チームが勝ち、ということです。
 僕のところは、問題とアルファベットのマッチングがよかったのか、わりとあっさり勝ってしまいました。
 若干の「山場」は、最後のマス。これが「M」のマスで、質問が「有名な作家のサーネーム(ファミリーネーム)」というわけで、つまり、ファミリーネームが「M」で始まる作家を答えるものでした。
 マーク・トウェインは、ファーストネームでペケ。で、僕が「Murakami(Haruki)」と言ってみると、チームメイトの女性(台湾出身)は知っていたのですが、相手側の二人(中国とアフガニスタン)は知らない、といいます。が、確か先生も知っていたので、OKという話に(笑)。
 というわけで、今日は終わり。今日は、ゲームを通じて、とにかくクラスメイトと交流しながら英語をしゃべろう、という趣旨だったと思います。しかしもちろん、毎日こんな調子であるはずもなく、文法やライティングの授業もあるし、最後の方ではテストもあるらしいのですが、さてどうなりますか。