あらためて『論座』

というわけで、本日、『論座』10月号(最終号)が出ていたので、あらためて紹介。
いや、自分でも買いましたよw。

論座 2008年 10月号 [雑誌]

論座 2008年 10月号 [雑誌]

「今なぜ民主主義なのか――分断化と宿命化の間で」と題する小論を寄稿しております。
拙著『熟議の理由』(勁草書房)のまとめ少し+続きの議論で次の仕事への橋渡し、といった内容です。


 大嶽×河野対談、僕にはやはり面白かったです。『レヴァイアサン』がジャーナリズムとアカデミズムとの架橋をも目指していた、というのは、僕のように事情を知らない者には、たしかに河野先生のリアクションにもあるように「正直、意外」でした。ただ、大嶽先生のインタビューや質的資料を重視し、政治過程を詳細に記述するスタイルからすると、実は、わからないでもないような気がします。
 また、河野先生の「・・・現実政治とは何かを考える時点で、すでに政治学的な志向が必要になる。つまり、政治を考えることは政治学にしかできないと思うんですよね。」という発言も、興味深いです。