事務統合

 文章が書けたのはめでたいのですが、残念ながらめでたい話ばかりではないのが、世の中というもの。実はこの10月から、我が大学では「文系事務統合」というのが行われるのです。
 どういうことかというと、その名の通り、文系諸学部の事務室を一箇所に統合する、という話です。別の言い方をすれば、事務室だけ(じゃなくて、研究科長室も)、別の建物に移ってしまうのです
 これは人件費節減のために行われるとかいうことなのですが、これで本当に節減できるのかはさておき、少なくとも、日常の仕事にとっては恐ろしく痛手となりそうな予感です。これまでだと、研究室のある3階から1階に行くだけで事務室があり、大学運営に関する仕事でも、下におりたついでに、すぐに相談したりすることができました。ところが、今度からは、意識的に別の建物に行かなければ、相談その他はできません。
 もちろん、運営的な仕事を一切やらなくてよいのであれば、問題は全くないのですが、ご存知のように大学の実態はそれとは正反対ですから、大問題です。要するに、同じ部署で昨日まで同じオフィスで仕事をしていたのが、仕事内容は変わらないのに、今日からは、となりのビル同士に別れ別れになるようなもんだとお考えください(あれ、あんまりよいたとえじゃないかな)。って、書いてみると、いかにも非効率的な気もしてきますが、いや実際非効率的なんじゃないでしょうか。
 学生さんにとっても、これまでは講義を受ける場所と事務室が同じだったのが、これからは別の建物となりますから、便利か不便かといったら・・・後者でしょうね。きっと。
 と、いうような状況なので、かなり気が重いのでした。