ドラマ

 妻が借りてきた「東京ラブストーリー」を、少しだけ見る。割と見ていたはずだが、今回見た場面の直接的な記憶は、ない。でも、「ああ〜」という感覚はとても、あった.
 自称「今見ても、自分が赤名リカみたいだと思う」と言う妻と話しながら、当時はもちろん、今も、赤名リカキャラで(女性が)社会を生きていくのは、いろいろ大変なんじゃないだろうか、などと思う。ちゃんと理解されないというか評価されないというか。
 もちろん、時代の変化は、オフィスにパソコンが置いていないこと、やたらと大きなコードレスフォンが最新として利用されていたこと、そしてもちろん登場人物の服装やメイクなどから十分すぎるほど実感できるのだが。パステルカラーのニットをタックインして、ベルトでウェストマーク、パンツは2タック系のワタリがゆったりしたもの、というのは、当時のファッション雑誌の定番。でも、そのスタイルに、ステンカラーコートで軽やかそうに歩く赤名リカは、それはそれでとてもよく似合っていて、カッコイイ。
 そのあと、ほとんど見たことのない「あすなろ白書」もほんのちょろっとだけ見る。オープニングの画像の雰囲気が、うまくいえないけど、いかにも90年代前半風。木村拓也の話し方はこのころから基本的には変わっていないのだなあ、と思う。物質主義に浸ってしまっている僕は、ここでも、フェアアイルセーターの懐かしさに注目してしまった。