卒業と入学

 申し遅れましたが、我が家の長男は、3月に小学校を卒業しました。今となっては、6年間は、あっという間だったなとしみじみ思います。何だか、いつまでも次男と一緒に小学校に通っているような気さえしていたのですが、もちろんそんなはずはないのですよね。自分が小学生の時に、「あっという間」なんて思わなかったような気がするのですが、大人になると、時が過ぎるのは早いです。
 親から見た長男は、もどかしい時も多い子で、それは今でも時々そうなのですが、それでも、高学年になってからは、随分成長したように思います。僕がよく使う言い方で言うと、「かみあってきた」と感じられます。
 率先してとまでは言えませんが、時々、ご飯を炊いたり、洗濯物を取り込んだりといったこともしてくれるようになりました。そして、相変わらず、次男には優しい兄で、きっと次男は長男のことが大好きだろうなと思います。いつも2人で(時々少しケンカしながらも)仲良く遊んでいて、兄弟といっても、こんな仲のよい兄弟も、そんなにいないのではないか、と思ったりします。
 周りの人からは、「オーストラリアからの帰国後に随分成長した」と言われます。その時期がたまたま高学年になる時期だったとも言えますが、僕自身も、そう思っています。たった半年間とは言え、全く不慣れな地で、英語での学校生活を送ったことは、やっぱり本人にとって大きな影響を持ったのだろうなと思います。やっぱり連れて行ってよかったなと、しみじみ思います。
 彼がどんな中学校生活を送っていくのか、親としては、また少し不安もあります。同時に、僕自身がその新しい生活に自分をきちんと合わせられるかどうかも、問われていると思っています。小学校入学時は、生活スタイルが大きく変わって大変だったのに、僕自身は自分の生活スタイルを変えなかったので(というか、仕事がそれまでよりも忙しくなったので、むしろ、以前よりも構わなくなったというべきです)、妻に随分怒られました。今年度もまた、仕事がずいぶん忙しそうなのですが、あの時のことを忘れないようにします。
 もうすぐ中学校の入学式。楽しみなような、不安なような、そんな4月の日々ですが、とりあえず、卒業と入学、おめでとう!