大丈夫らしい、かな

今日は、久しぶりに小二の二男とお風呂に入ったのでした。二男が、「父さんと一緒だったらお風呂入る」と言ったので。
 ところで、僕は、「普通の」父親以上には子育てをやってきたつもりではあるものの、さりとて、僕もジェンダーに囚われていることは否定できない事実。異国の地で、母親なしで、やっぱり子どもはさびしく思っているのではないかという「邪念」(と、あえて書きますが)を、完全には振り払うことができないわけです。しかも、ついこの前まで、4カ月ほど、子どもたちとは離れて暮らしていたわけですし。
 で、二男に、「○○(二男の名前)は、父さんと××と一緒だと、母さんがいなくても寂しくないの?」と聞いてしまうのでした。
 で、その二男ですが、突然、「保育園に行く時に、オレが好きだった石があったよねえ」と言い始めました。「石」というのは、保育園に行く途中にある小さな交差点の角にあったちょうど保育園くらいの子どもが腰かけることができるようなもので、二男はいつもそこに近づくと、走って行って、その石に座って、僕を待っていたのです。「ああ、そうだったねえ」と言うと、「いつも、保育園行く時は父さんで、お迎えは母さんだったよねえ」と二男。「うん、まあでも、時々、母さんが遅い時は、父さんも迎えに言っていたけどね」と僕。「そうだっけ?」と二男。そんな感じで、そのあとも、いろいろ保育園の時の話をしてくれました。
 何で突然保育園の頃の話をし始めたのかなと思ったのですが、僕はこう解釈しました。きっと、二男は、「保育園にも、いつも父さんと一緒に行っていたんだから、今だって大丈夫だよ」と言いたかったんじゃないかな、と。
 二男は甘えん坊で、こちらに来てからは、早朝に目が覚めると必ず隣の部屋の僕のベッドにやってきて寝ているのですが、でも、やさしくてしっかり者でもあるんですよね。自分もしっかりしなくちゃなと思ったのでした。


 ところで、その二男は、大学内のアジア料理のカフェテリアみたいなところが、すっかりお気に入りになったようです。こちらに来て、外食が慣れなくて嫌だったそうなのですが、ここには、フライドチキン、チャーハン、シュウマイ、餃子など、「オレの好きなものがたくさんある」のだそうで、うれしそうに好きなものを取って食べています。でも、こういったものだけじゃなくて、ちゃんと青菜の炒めものも、言われなくても取っています(笑)。あとで妻に行ったら、ファミリーレストランでも、よく菜っ葉のいためもの(ソテー)を好んで取っていたということで、そうかあ、と思った次第。いや、知らない時点でダメ父親な感じなのですが、これからは、ホウレンソウをそれだけで炒めてみることにしようと思います。