ゲラとか

 相変わらず仕事ははかどらず関係方面にご迷惑をおかけしていることこの上ないのですが(もっとも書類仕事は前のエントリで書いたように自分にしてははかどりまして、わりと安心して来週を迎えられそうです)、そんな中でも既に書いた原稿のゲラは届きます。
 見てみると……なんと、かつてないほどの詳細なコメント・意見が書き込まれています。しっかり読んでくださっていることがよくわかり、それはそれでうれしい反面、今からこんなに直せるだろうかという不安も(イや、そっちのほうが大きいか)。
 いや、僕がもっと一般向けを意識して書いていればよかったのですが、どうもそういう意識が弱いのです。ただ、それは性分的なものでもあって、いや、難しいですね。
 たとえば、ネット上で本の感想などを見ていると、たとえば、「カッコでの引用が多くて、著者の見解があまりなくて面白くなかった」的なものを見かけることが多いように思います。それは、ネット上だけでなくて、リアルに学生さんなどと話していても、あることです。しかし、こちらとしては、オリジナルな文章に語らせることの意義とか、引用をきちんとしなければ盗作になるではないかとか、まあ、いろいろ考えるわけです。
 後者については、××が言っているのはこういうことですとした上で、その引用部分を言い直してまとめれば問題ないのかもしれませんが、僕などがそういう文章を読む場合は、「そんなことが本当に書いてあるのかな?」「そんな言い回し使ってるかな?」とか、気になってしまうわけです。
 というわけで、悩みが増えた感もあるのですが、いい意味での改善の要請だと思って、できるだけ何とかしたいとは思っています。でも、何とかならなくても許してくださいw>関係者の方
 もちろん、他の仕事もこともわかっておりますです。11月には、もう一つ別の原稿の締め切りも待っていますし(これはある程度できているとはいえるのですが、それだけでは分量が足りない!)、構想発表研究会もありますし(立場上軽く済ませるわけにはいかない)、その前に何とかしないと。