テキスト決定とか

昨日は前期ゼミの最終回。広井さんの本の後半を。

持続可能な福祉社会―「もうひとつの日本」の構想 (ちくま新書)

持続可能な福祉社会―「もうひとつの日本」の構想 (ちくま新書)

 意外にも(じゃないか?)最後のほうの「コミュニティ」論への疑問が結構出ました。要するに、「どうしてコミュニティに関わらなければいけないのか?」という話です。もっといえば、「どうして『孤立』ではいけないのか?」ということです。
 ふーむ、なるほどね…と思い、最後に少々、広井さんの考え(と僕が思っていること)を解説。「超越的なものに支えられる自己」みたいな考え方を知ってもらうには、僕的には、『サイファ』なのだけれども、テイラーの『ほんもの』とか、後期のテキストに組み込めばよかったかな…とか、テキストを決めた後に、思ったのでした。
 しかし、所得や資産保障のアイデアには、違和感を持つ人が多いのね…。
 

 ところで、ゼミ合宿は、2つの分科会と一つの全体会で、テキストは次の通りです。分科会は、「若干」ゼミ生の意向を考慮して決めました。
 分科会は次の二つ↓。

民主主義の逆説

民主主義の逆説

 全体会はこちら↓。
“反転”するグローバリゼーション

“反転”するグローバリゼーション