感想

政治過程論の実質的な最後ということで、全体的な感想も書いてもらいました。
 内容については、「難しかった」という意見多数。すみません。僕がやってるから難しくなるんです。他の大学で同じような名前の科目を受講したら、難しくない、というか具体的な話だと思います。
「実証的じゃない政治学をやっている」って、怒られそうですねww。
 でも、「難しくても、興味深く思ってもらことができるはずだ」というのが、僕のポリシーですから、それについては、ある程度は達成できているのかな、とも思いました。好意的なコメントも多くあって、大変、有り難く思うし、勇気づけられました。興味を持ってもらうためには、「熱意をもって話す」「わかりやすくしようと努める」ことも、大事だと思います。
 レスポンス・ペーパー方式については、おおむね好評なのですが、「フリーライダー問題」もあるので、やっぱり微妙なところです。毎回100人以上のレスポンスペーパーを読んで、レスポンスを考えるのは、1〜2時間では到底済まないわけで、結構重労働なのですが、多少の「悪用」は甘受すべきでしょうか。
 パワポの使用については、それほどよい反応でもないようでした。もちろん、パワポを使った方が話が整理される、眠くならない、という意見もあるのですが、他方で、暗いのでかえって眠くなる、レジュメとほぼ同内容ならばいらない、という意見も結構あります。特に今年は、「レジュメと同じ内容ならばいらない」という意見が多いように感じました。同じ内容といっても、僕の場合、レジュメは、通常のレジュメ形式で、スライドの印刷ではありません。ということは、スライド形式で配布している場合は、なおさらパワポはいらない、ということかもしれません。かつて僕も、OHPとか使っても、字が小さかったり、鮮明でなかったりして、あまり意義が感じられない、と思ったことがあります。パワポが珍しくなくなると、単にスクリーンで見せるだけではかえって退屈なだけなのかもしれません。
 ともあれ、全体としては、大変元気になる感想で、ほっとしました。あとは、ちゃんとレポートを提出してくれるのを待つばかり。ところで、繰り返し申し上げるようですが、平常点重視といっても、レポートが著しく悪いと、やはり「不可」になりますよ。その点は、お忘れないように>受講者のみなさま。