読書会

ひとまず無事に終わりました。コメントペーパーをちゃんと出してくれた院生、学部生の皆さんに感謝感謝。
次はちゃんと出しますからm(_ _)m

人権の政治学

人権の政治学

とりあえず、個人的論点としては、「ミニマムな」人権擁護と他者とのdeliberationとの論理的関係が気になる。著者は、人権を「切り札」として捉えることはせず、基礎づけ主義を批判し、権利には他者とのdeliberationという「道徳上のコミットメント」が伴うとしている。しかし、「残酷さの回避」という点だけは、譲れない一線となっているのではないか。それは、基礎づけというよりは歴史によって根拠づけられているのかもしれないとはいえ、それでもこれだけはアプリオリとして置くことができると言えるのだろうか?