自主読書ゼミに備えて、この本を読んでおります。
- 作者: マイケルイグナティエフ,エイミーガットマン,Michael Ignatieff,Amy Gutmann,添谷育志,金田耕一
- 出版社/メーカー: 風行社
- 発売日: 2006/06/01
- メディア: 単行本
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しかしイグナティエフが認めているように、実際には、他者に危害を加えないというのはどのような意味かという点については、私たちの間で意見は一致していない。それゆえ、人権に関する道理をつくした合意に近づこうとすれば、熟議することがそのための方法――おたがいへの尊敬に満ちた方法――となるのである。熟議する人びとがたとえ合意に達することができないとしても、彼らは熟議するというまさにその努力をつうじて、最低限度おたがいに尊敬しあっていることを身をもって示しているのである。(29-30頁)
しかし、最大の問題は、今ごろこのあたりを読んでいるということでして・・・。