2009-12-04から1日間の記事一覧

Habermas1991=2005(2)

引き続き、ハーバーマス『討議倫理』よりメモ。以下の諸個所は、第4章「ローレンス・コールバーグとネオ・アリストテレス主義」より。 カント・タイプの道徳論に対する異論は、以下のようにまとめることができるだろう。道徳の基本現象としての当為の義務論…

連帯

(これはあんまり今やっていることとは関係ないのだけど)ハーバーマスが、「正義」と「連帯」にこだわりつつ、しかし、それを討議倫理の観点からのみ指示しているのは、要するに、なじみのある生活世界の既存の連関の中でのみ「連帯」を考えてはダメだよ、…

早川書評2007

早川誠「道徳への願望と倫理への憧憬――ハーバーマス『討議倫理』とハーバーマス/ラッツィンガー『ポスト世俗化時代の哲学と宗教』を読む」『政治思想学会会報』第25号、2007年12月。 こんなところで紹介されては、早川さんもご迷惑かもしれませんが、これも…

読了

『討議倫理』読了。討議倫理 (叢書・ウニベルシタス)作者: ユルゲンハーバーマス,J¨urgen Habermas,清水多吉,朝倉輝一出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2005/11メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 5回この商品を含むブログ (8件) を見るさて、本の…

頂きもの

1)宮本太郎『生活保障』岩波新書、2009年。 著者の宮本先生から頂いていたようです。どうもありがとうございました。 早く読みたいところですが、年末まで我慢我慢。生活保障 排除しない社会へ (岩波新書)作者: 宮本太郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: …