言葉のチカラ

 「必殺」の言葉、というものがあるように思います。「これを言ったら、相手が相当なダメージを受けるだろう」とわかっていて、「あえて」放つような、そういう言葉。
 「あえて」やっているのですから放った本人にとっては、してやったり、ということになるかもしれませんが、放たれた側は、「『あえて』攻撃してきたな」と相対化できたフリをしようとしても、どうしようもなく内面に入り込んでくるのを遮断することができず、しばらく苦しめられてしまうことでしょう。
 そんな「キラーパス」を送ることができるのが「オトナ」なのかもしれません。でも、できれば「キラーパス」はやっぱりサッカーだけにしておきたいところです。