続・想像力

自由 (思考のフロンティア)

自由 (思考のフロンティア)

の中に、次のような一節があります。

従来の自己規律が、組織の枠のなかで、その予見しうる要求を読み取りつつ、それに沿って自らの力能を形成するという特徴をそなえていたとすれば、現在は、むしろ組織の枠を越えるネットワークを自ら形成し、予見しえない偶然性に対処しうる能力の開発が強調される。


両者は二律背反ではなく、一見前者から後者に切り替わっているように見えつつ、実は、前者も依然として要求される上で、後者も求められているということなのではないかと思いつつ、当面の本題は、どっちも自分は持っていないなあ、ということなのでした。