ゼミ

 金曜は、ゼミのあと、忘年会を兼ねたコンパ。今回は、全員参加が実現した上に、2人のゼミ生が友人を連れてきたり、今月から他のゼミとの掛け持ちで聴講のかたちで参加している学生さんも来たり、途中からはOBもやってきたりと、なかなかにぎやかでした。
 前にも書いたように、今回は、各自がプレゼントとして本を持ち寄り交換する、という企画をやりました。
 僕が当たったのは、こちらの本。

「わからない」という方法 (集英社新書)

「わからない」という方法 (集英社新書)

 Kさん(でしたよね?)、どうもありがとうございます。実はこの著者の本は読んだことがなく、この機会に読んでみますか。
 ちなみに僕は、特別に2冊、出品(?)しました。一冊は自分の本、そしてもう一冊は、こちらの本。
〈民主〉と〈愛国〉―戦後日本のナショナリズムと公共性

〈民主〉と〈愛国〉―戦後日本のナショナリズムと公共性

 めでたくこの本が当たったI君には、読書レポートを書いてもらうことにしました(ウソです)。
 それにしても、今年のゼミは、なかなか雰囲気がよく、みんな厳しくも楽しくゼミに取り組んでくれているようで、こちらとしても、大変助かっています。いえ、別に去年がそうではなかったというわけではないのですが、去年からしり上がりによくなってきていることは確かです。たとえば、今は、各ゼミ生の研究報告を順番にやっているのですが、今年は、「課題設定が不明確なのではないか?」「言っていることがよくわからない」といった厳しい発言もわりとよく飛び交っています。臆せずに議論できる空気ができてきたことは、こちらとしては大変心強く思います。かと思えば、コンパもなかなか盛り上がっていますし、それ以外にも、ゼミ生同士で遊びに行ったりというようなこともやっているようです。
 ゼミ生の中には、資格試験を目指している人もいますが、残念ながら僕のゼミでやっていることは、資格試験の類に直接に役立つことはありません。しかし、そういう人たちも、「それはそれ、これはこれ」で、ゼミのほうも、楽しみながら一生懸命取り組んでくれているように思います。そういう形で思考の幅を広げた人たちが、少しでも多く「社会人」となってくれるのであれば、世の中も少しは変わっていく可能性があるのではないか、と思っているのですが、さてどうでしょうか。
 ところで、コンパのときに、何人かのゼミ生から、「最近、僕に怒られる夢を見た」と言われました。一人だけならともかく、何人もいるとは!どうも、なんだか恐れられているようです(笑)。最近、ゼミでの最後のコメントがわりと厳しめになっているのは確かですが、それにしてもそんなに怖いかな。