自民党の一部の動きが、「過激な」、「ジェンダーフリー教育」バッシングから、ジェンダー論一般にまで批判の矛先を向けてきているらしいです。
また教育基本法から男女共学条項を外せ、との意見も出ている模様。こちらは、機関誌『自由民主』のコラムで述べられているそうで。
http://d.hatena.ne.jp/june_t/20050604
ジェンダー論バッシングは、家族解体への危機感から来ているようですが、家族の親密な紐帯が失われているとすればそれはなぜなのか、もう少し多角的に考えてみるべきでしょう。
 というか、少なくとも、家庭がちゃんと「愛」や「献身」の場となるようにするために、世の「父親たち」が、朝ごはんを子どもと一緒に食べてから出勤できるように、家族団らんをするために早く家庭に帰れるように、子どもの病気や心の不安にしっかり寄り添うための休暇を取得できるように、「有償」労働が過度な重みを持っている社会の仕組みを変えるように、真剣に考えてみてはいかがなのでしょうか。