名古屋大学ジェンダー・リサーチ・ライブラリが刊行する雑誌『GRL Studies』の最新号(Vol. 3)が刊行され、その中に、拙稿「『家族とジェンダー』と政治学」は掲載されています。
拙稿は、「家族とジェンダー」というテーマを政治学がどのように扱っているのか/扱うことができるのかを考察するものです。そのために、「家族とジェンダー」に関する日本の政治学研究の代表的なものとして、辻由希さん(福祉政治論)、武田宏子さん(統治性論)、岡野八代さん(ケア・依存関係論)の研究を取り上げ、批判的に検討しました。
拙稿は、下記からダウンロードすることができます。
田村 哲樹 (Tetsuki Tamura) - 「家族とジェンダー」と政治学 - 論文 - researchmap
〔下記の「訂正」についてですが、オンライン版では修正対応しました。現在は、上記のURLから訂正されたバージョンのものを見ることができます。〕
なお、早速ですが訂正があります。84頁18行目、岡野さんの『フェミニズムの政治学』(みすず書房、2012年)からの引用箇所です。
【現在】「家族を中止すること」→【訂正】「家族を注視すること」
岡野さんには、この場を借りてお詫び申し上げます。