もう3月も

1週間が過ぎてしまいました。というよりは、ここでの滞在も、あと半年になってしまいました。ということを最近よく実感し、何となく気があせります。
特に、昨年9月からのこの半年は、時間の流れがとても速く感じられました。「あれ?もう○○月?」と、あるいは、「まだ××か月ある」(××には、6以上の数字が入る)と思っているうちに、あっという間に今に至ってしまった感じです。
実際には、もちろん、生活面でも研究面でもいろいろなことがあったわけで、何にもしていないということはありません。でも、何となくあせるのです。
時間の流れが速くなったと感じるのは、多分、生活に慣れたからなのだろうなと思います。いろいろなことがあっても、(よい意味で)ルーティーンとして過ぎていくことが増えたのだと思います。それはそれで、「成果」なのでしょう。
もちろん、日本に戻って、また家族と一緒に暮らせるのはうれしいです(お世辞じゃないですよ)。そして、上に書いたことと矛盾するようですが、どれだけ慣れてきたと言っても、それはやっぱり日本で暮らす方が気はラクなのです(もっとも、海外生活には、「外国人」ゆえの気楽さというものがあるのも確かだろうとは思います)。ただ、日本に戻るといろいろなものが怒涛のように押し寄せてくるだろうと想像すると、ちょっと気分が重くなる・・・というか、大丈夫なんだろうかと不安になるのも事実です。
一番大きいのは、身体を壊してしまわないだろうかという恐れです。いや、それ以前に、日々の仕事を滞りなくこなせるだろうか、という不安があるかもしれません。日々の仕事を「こなす」という点では、在外に出かける前あたりになってようやく、自分としては、あまりむちゃくちゃな状態にならずに「こなせる」という感じになったと思っていました。よい意味で年齢を重ね、仕事の手順というものがわかってきたという感触があったのです。でも、今度戻ったらどうでしょうか。年齢は、悪い意味でも重ねているわけですから、なおさらです。
英語でいろいろやっていかねばという意欲は持続するだろうか、という恐れもあります。英語の力は本当にまだまだで、それがあせりの原因の大きな要因の一つとなっています。とはいえ、それでも、イヤでも使わざるを得ないこともあって、こちらに住んでいれば、それなりに英語でやろうという気分にもなります。でも、日本に戻って、上記の日々のあわただしさの中で、元来語学苦手感の強い自分が、果たしてどこまで英語でやっていこうという強い気持ちを持ち続けられるのかと思うと、不安になるのも事実なのです。まあ、その不安を払しょくするほど、こちらでもっと一生懸命励んでおけ、ということなのですけれど。
と、まあ、いろいろと不安を感じる日々なのですが、はっきりしているのは、不安であれば残りの日々を大事にせよ、ということです。はい、そうします!