院ゼミ

今日のテキストは、こちら。

共和主義の法理論―公私分離から審議的デモクラシーへ

共和主義の法理論―公私分離から審議的デモクラシーへ

論旨は明確で、注にもいくつか興味深い指摘があります。
それに、法(哲)学者がここまで「政治」を擁護するのも、なかなか珍しいのではないか、と思います。少なくとも政治学者にとっては、とても重要な本であると思います。
ただ、僕としては、自由と義務の関係がどうしても気になるところです。「義務」に警戒的だということ自体はよくわかるのですが、「自己統治としての自由」には、義務として構成され得るような側面はないのでしょうか。