頂きもの

 「頂きもの」の紹介も、やや久しぶりになりました。その上、網羅的ではないのですが、お許しください。

1)梅澤佑介さんから、『市民の義務としての〈反乱〉――イギリス政治思想史におけるシティズンシップ論の系譜』(慶應義塾大学出版会、2020年)を頂きました。どうもありがとうございます。T・H・グリーンからラスキへと至ります。

2)毛利透さんから、『国家と自由の法理論――熟議の民主政の見地から』(岩波書店、2020年)を頂きました。どうもありがとうございます。毛利さんには、拙共編『ハーバーマスを読む』(ナカニシヤ出版、2020年)にもご寄稿頂いています(『国家と自由の法理論』の第1章と同じものですが、関係各方面了承済みです)。
国家と自由の法理論――熟議の民主政の見地から

国家と自由の法理論――熟議の民主政の見地から

  • 作者:毛利 透
  • 発売日: 2020/11/26
  • メディア: 単行本
3)編者の那須耕介先生と平井亮輔先生から、『レクチャー法哲学』(法律文化社、2020年)を頂きました。どうもありがとうございます。法哲学の入門的教科書です。4)訳者の松尾陽さんと成原慧さんから、プリマヴェラ・デ・フィリッピ/アーロン・ライト著、片桐直人編訳、栗田昌裕・三部裕幸・成原慧・福田雅樹・松尾陽訳『ブロックチェーンと法――〈暗号の法〉がもたらすコードの支配』(弘文堂、2020年)を頂きました。どうもありがとうございます。法学分野では、AIやブロックチェーンなどの先端的な状況に関する研究がとても盛んだなと感じます。5)齋藤純一先生から、『政治と複数性――民主的な公共性にむけて』(岩波現代文庫、2020年)を頂きました。どうもありがとうございます。2008年に刊行された同タイトルの著作の、岩波現代文庫版です。もう12年も経つのか!、と驚きます。6)水谷仁さんから、『「使命」としての政治――マックス・ヴェーバーにおける政治と「生の意味」』(風行社、2020年)を頂きました。どうもありがとうございます。私は、水谷さんの副指導教員・副査だったので、今回の刊行を大変感慨深く思います。7)李正吉さんから、『韓国政治の転換点――「分断」と民主主義の政治力学』(国際書院、2020年)を頂きました。どうもありがとうございます。李さんについても、私は副指導教員でしたので(ただし、博論審査時は、在外研究のため不在でした)、やはり今回の刊行を感慨深く思っています。8)著者の中西亮太さんから、論文「熟議をめぐるリベラル市民性教育の再検討――ロールズの "reasonable" 概念と熟議論に沿って」『教育哲学研究』第122号、2020年11月、20-38頁、を頂きました。どうもありがとうございます。