そんなもんなのかなあ

「矢口、小栗旬と交際発覚でモー娘電撃脱退」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050415-00000006-nks-ent

モーニング娘。」のリーダー矢口真里(22)が14日、グループを電撃脱退した。所属事務所と矢口がファクスで発表したところによると、俳優小栗旬(22)との交際が発覚したことを契機に、リーダーの辞任とグループからの脱退を矢口から申し入れたという。この日付の“卒業”でファンへのあいさつなどセレモニーも一切なく、寂しいお別れとなった。今後はソロ活動を行う予定だ。

ということなのだけれども、「今どきでも、そんなものなのかあ!」と、ただただ驚き。
 にしても、何となく違和感も拭えないところではある。森岡正博さんの『感じない男』ちくま新書、2005年での「ミニモニ。」分析が完全に正しいかどうかはともかくとして、未成年も含めた若年の「アイドル」たちが典型的には歌詞や衣装などで「子どもなのに大人」的な(ということはつまり、子どもなのに女らしい、というか性的な魅力がある)メッセージを一定程度発するように仕立て上げられているのは疑い得ないと思う(それが「アイドル」の演出の「すべて」、ととらえるかどうかが評価の分かれ目なのではないかとも思うが、この話はまあ置いておくことにして)。とすると、そうやって「パブリック」かつ仮想の「大人の女(の色気)」を表現することはアリだが、「プライベートな」場で現実に「大人の女」になってしまうということはダメ、ということになるだろうか。となると、これは問題ある公/私区分の事例ということになるのだろうか。
 などと書いてみたが、要するに、ただただ驚いたのである。