今週末は出張も用事もなく、遅れている原稿を書き進めるべき・・・なのだが、思わず、鈴村興太郎『厚生と権利の狭間』ミネルヴァ書房、2014年、を読み進めてしまう。第6章「厚生経済学の実践的側面」の途中までと、第8章「日本の学術の一層の発展のために」の拾い読み。大学院を恐るまで日本で過ごしながら、世界的な名声を博した研究者の歩みは、(そのすべてに賛意を示すのでなくとも)いろいろと勉強になる。自分ができるのにやらなかったことを深く反省する機会にもなる。かなり率直な叙述もあり、自伝として素直に興味深くもある(ちなみに、常滑出身→明和高校卒業と、愛知の方でありました)。
厚生と権利の狭間 (シリーズ「自伝」my life my world)
- 作者: 鈴村興太郎
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2014/07/10
- メディア: 単行本
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〈政治的なもの〉の遍歴と帰結 ―新自由主義以後の「政治理論」のために
- 作者: 森政稔
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2014/06/24
- メディア: 単行本
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