出会いあれば?

「出会いあれば、別れあり」と言います。
前にも少し書いたと思いますが、ここキャンベラ、そしてANUにいると、
特に人的流動性の高さを感じます。
子どもの頃は、引っ越しなどで離ればなれになると、
もう二度と会えないと、まさしく「別れ」だと思っていました。
でも、今はどうなのでしょう?
物理的には確かに離ればなれになります。
しかし、少なくとも研究者の世界に限って言えば、
物理的に離れることが「別れ」になるとは限りません。
研究上のつながりは、その気にさえなれば、
世界中のどこにいても維持できるからです。
そして、何年も直接会わないどころか、
メールでの連絡もそれほど頻繁とは言えなかった人と、
突然、何かのきっかけでプロジェクトが始ったりすることもあります。
どんなに物理的に離れていても、
どんなにしばらく疎遠になっていても、
研究上の何かのきっかけで、
再びまた「つながり」が活発化する可能性があるのです。
そういう形での「つながり」を作ることができるのが、
この業界の楽しさなのかもしれません。


・・・などということを、ぼんやりと思う、日曜の夜でした。