影響

 妻と電話(スカイプ)で話したところ、長男にはちょっと心境の変化(?)が起こっているらしい。
 「勉強することの意味がわかったようだ」という話なのだけれど、なぜわかったのかというと、オーストラリアで会った人たちにとても影響を受けたから、ということのようだ。
 なんというか、オーストラリアで出会った人たちが立派な人だった→そのうちの(一部の人の)出身大学が(日本の)特定の大学だった→その大学に行くことが立派な人になることなのだ→その大学を意識して勉強をがんばるようになった、というようなチャートみたい。
 まあ、「学歴主義」なのかどうかは微妙なところなのだけれど、でも彼がこちらで「立派な人たち」と出会えたというのは、多分間違いないところなので、親としては「そうかそうか、よかったよかった」と思っているところなのです。
 ちなみに、そういう感触はあまり(父)親に対しては抱いていないらしい。「ふ〜ん」みたいな感じで。それは、父がその大学に受験で落ちたこととも関係しているのかもしれない(苦笑)。
 あと、長男は、「オレは、いろいろ積極的にやることにしたんだ」とか言っているらしい。といっても、もともと意外にも(?)、わりと積極的にいろいろなことをやりたがるタイプだった。でも、こちらに来るまでは、なんというか、その積極性が結果にうまくつながらないようなところがあって、なんだかうまくいかないなあ、という感じだった。でも、オーストラリアでいろいろ見聞して、わりとうまくいくようになったという感触を本人が持っているのだと思う。
 前も書いたけれど、半年の外国滞在で身につく英語力など、純粋に語学力としてだけ見れば、たかが知れていることは間違いない。でも、それに還元できない何かを、きっと彼はつかんでくれたのかな、と思っている。