今週の出来事(2)

さて、今週の出来事その2ですが、実は週の始めにキャンパス内でクルマを運転中に、衝突されました。僕の方が明確に優先道路を走っていて(オーストラリアではこのルールは明確です)、相手の方がそこに不注意で出てきた形なので、責任は先方にあります。
ただ、ぶつかった勢いでクルマはコントロールを失い、車道と歩道の間の砂地のようなところに突っ込む形になりました。幸い、草むらに突っこんだだけで、けが人などは出ませんでしたけれども。そして、僕自身の身体も、横からの衝突だったせいか、何も問題ありませんでした。
でも、クルマは左側のドアがかなりへこんだほか、衝突のショックのためか全く動かなくなってしまいました。幸い、友人に連絡することができ、いろいろと手配をしてもらいました。
警察にも電話しましたが、人身事故などでない限り現場には来ない、という方針らしく、大学の事故のあった場所とは別の方角にある警察署まで行き、事故報告書を書きました(保険などにも必要)。まあ、現場に来てくれないことと、その事故報告書の記入項目が多くて面倒くさいことを除けば、日本と同じでしょうか。


で、クルマはどうなったかというと、ぶつけた側の友人の紹介で修理屋さんで修理中です。もしかして廃車になるのかも、と思っていたので、修理ができるのは幸いでした。でも、驚くべきことか、破損状況を考えると当然というべきか、買った値段の半額くらいの修理費用がかかるようです。まあ、見積もりによると、ドアその他いくつか大きなパーツの取り換えがあるようなので、やっぱり当然でしょうか。が、この費用は、向こうが持つことになっています。


しかし困るのは、部品の取り寄せなどもあるとかで、修理に、3週間から下手をすると一か月くらいかかることです(学科のmorning teaでこのことを話すと、トルコ出身のBさんは、「なんということだ!オーストラリアというところは!」と憤慨してくれましたけれども)。最大の問題は、子どもの小学校の送り迎えでした。とりあえず、数日間は、子どもが同じ小学校に行っているスリランカ人のお隣さんに送り迎えをお願いしました。
しかし、いくらなんでも何週間もお世話になり続けるわけにもいかないので(それにお隣さんはもうすぐ二人目の子どもが生まれるのです)、レンタカーを借りました。ネットで予約するのは簡単でしたが、あまりに簡単だったので、果たしてこれで本当に予約できているのか不安でした。でも、大丈夫でした(当たり前か)。しばらく、このクルマ(トヨタカローラ・アセントAscent、日本名:オーリス)を使います。まあ、費用はそれなりにかかりますけれど。


なお、日本ではどうだったか忘れましたが、こちらでは、ネット予約で表示されるレンタル料金に加えて、事故への万全の対応を考えると、追加の保険代が必要になります。僕が借りたHertsでは、負担免除の度合いに応じて、約25ドル/日のプランと約35ドル/日のプランの二種類がありました。こういうことがあったばかりですから、当然、後者を選びました。ただ、10日以上のレンタルでは、保険料は10日分の費用でよいようです(もっと長期のレンタルの場合に、どうなるのかはわかりませんが)。


というわけで、予定では6月はちょっと心機一転して頑張る予定だったのですが、いきなり大いに出鼻をくじかれました。というか、かなりヘコみました。
ただ、かなりの修理が必要になったわりには、こちらの落ち度はなし、身体は大丈夫、他の人身事故や物損事故もなし、相手もとても誠実である、というわけで、「不幸中の幸い」と思っています。また、快く送迎を引き受けてくれた上記のSri Lankanのお隣りさん、大学の院生の二人のKさん、小学校で一緒のKさんにも、またまた、いろいろと助けていただき、本当に助かりました。異国の地で、ネットワークのありがたさを実感します。