読書

語学学校終了間際になって、ようやく精神的に余裕ができて、本も読めるようになってきた。
というわけで、吉田徹『二大政党制批判論』光文社新書、2009年を読了。

二大政党制批判論 もうひとつのデモクラシーへ (光文社新書)

二大政党制批判論 もうひとつのデモクラシーへ (光文社新書)

感想は、ちょっと難しい。「あえて」、分野横断的に論じる著者の意欲と心意気には、全面的に敬意を表したい。あっちからもこっちからも批判されるのは承知の上で、それにもかかわらず「あえて」行うことの意義、ということ。
その上で、かなり詳しいメモを書いてみたけど、アップするのはひとまず控えて、とりあえず、僕には、「政治」の本質に照らした場合、もう少し「政治工学」も評価した方がよいのではないかという気がする。つまり、そもそも論で言うと、政治とは単なる経路依存ではなくて「作為」ですよね、というわけで。あと、従来的な自民党政治が「民主的」であったにも関わらず問題でもあった、と言うための仕掛けが必要なのでは、ということも。