初校戻す

まだ時間があるからと思っていた某論文集の初校、気がつけば必着締め切りが週明けということで、昨日、最後の確認をして投函。
2、3か所直すべきところを発見できて、よかった。
それにしても、今回は単なる一論文ですが、既発表論文をまとめて単著にしようとする場合に、誤植が多く発生しがちなような気がする。
 たとえば、既発表論文を単著にまとめるときに、各論文の注の形式、用語の選択、表現・文体などの不統一を統一しようとして、思いがけないミスが出る、ということがある。
 しかも、それぞれの発表媒体独自の基準に基づいて表現が変更されている場合、なかなか自分では気づかない場合もあるので、余計にややこしいことになりそうな気もする。
 それから、本にする時に章の構成などを変えたときに、見出しレベルでは変わっているのだけど、本文中での記述にまで目が行き届かないとか。これは、この前、某君に指摘された例だけど、もともと3章構成だったものを、2章にまとめたのに、なくなった3章を参照するように本文中で書いていたり、とか。
 まあ、もともと僕が校正が好きでないから、見落とすだけかもしれないけど。