自尊とBI

Justice, Democracy and Reasonable Agreement

Justice, Democracy and Reasonable Agreement

 ひとまずメモということで。
 7章では、自尊self-respectとベーシック・インカムの関係が論じられている。結論だけ見ると、Farrelly氏は、「CrazysとLazys双方の自尊は、普遍的ベーシック・インカムの下では、それとは異なる制度的アレンジメントの下でよりも、vulnerableである。(Farrelly氏の擁護する)シビックリベラリズムの観点からは、失業を減少させ、貢献を果たすために必要なトレーニングの機会を労働者たちに提供しようとするアレンジメントmのほうが望ましい。」(p. 162)と述べている。
 これは、同じく自尊の観点からベーシック・インカムを擁護する福間聡『ロールズのカント的構成主義』とは異なる立場だ。
 最後のところだけ見て判断するわけにはいかないので、ちゃんと読もう。

ロールズのカント的構成主義

ロールズのカント的構成主義