木曜日は、教員・院生数名でやっている「法と政治の思想」読書会の今年度第二回目。テキストはこちらでした。
- 作者: セイラベンハビブ,Seyla Benhabib,向山恭一
- 出版社/メーカー: 法政大学出版局
- 発売日: 2006/12
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 6回
- この商品を含むブログ (17件) を見る
また、「政治」理論家らしい議論の展開であることもよくわかりました。
僕にとっての一つのポイントは、「民主的反復」と討議原理・倫理との関係です。ベンハビブの議論は、かなりアゴーン的な要素の強い、熟議民主主義のよりラディカル・デモクラティックな解釈を展開していると思われます。
この読書会は、かなり「ゆるい」方針でやっているのですが、N君はかなりきちんとしたレジュメを作ってきてくれて、議論のベースとして大いに役立ちました。いや、すばらしいことです。
秋以降は、次の二つの著作を順次扱う予定としました。
- 作者: ニクラス・ルーマン
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 2007/07/20
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 1回
- この商品を含むブログ (35件) を見る
- 作者: コリンクラウチ,山口二郎,Colin Crouch,近藤隆文
- 出版社/メーカー: 青灯社
- 発売日: 2007/03/01
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 15回
- この商品を含むブログ (15件) を見る