読書

読了。

近代日本の社会科学―丸山眞男と宇野弘蔵の射程

近代日本の社会科学―丸山眞男と宇野弘蔵の射程

 山田盛太郎、宇野弘蔵とその弟子筋(大内力、馬場宏二、玉野井芳郎)、そして丸山眞男が主たる分析対象である。前にも書いたけれど、ここまで「日本の社会科学」を書ける外国人の研究者というのもすごい話だなと思う。個人的には、宇野派のところがもっとも面白かった(単に、知識がなかったからというだけかもしれないが)。第一章は、もう一度きちんと読み直してみるとよさそうな雰囲気。