授業準備

授業準備のために読む。


・熊野直樹(2007)「共和国救済の最後の選択肢?――シュライヒャー内閣の国家非常事態計画再考」田村栄子・星乃治彦編『ヴァイマル共和国の光芒――ナチズムと近代の相克』昭和堂。

ヴァイマル共和国の光芒―ナチズムと近代の相克

ヴァイマル共和国の光芒―ナチズムと近代の相克

 タイトルどおり、1932年12月成立のシュライヒャー内閣が「最後の選択肢」だったのかどうかを再検討した論文。強いて、ヒトラー独裁阻止の「最後の選択肢」といえるのは、パーペン―フーゲンベルク闘争内閣構想であったと指摘されている。