読書

 こちらは、「半ば」逃避的。アーチャー『実在論的社会理論』。

実在論的社会理論―形態生成論アプローチ

実在論的社会理論―形態生成論アプローチ

 逃避のわりには(?)、全体の6分の1くらいしか読み進まず、先が思いやられます(そんなひょいひょいと読める本ではなかろう…と自己弁護)。第2章「個人主義対集合主義」の終わりのほうまで。とりあえず、経験主義を見切って、存在論レベルで批判的実在論のスタンスをとることが集合主義の中途半端さを乗り越える道だということは分かった。批判的実在論の「実在」概念についても、今後、詳しく説明してくれるのでしょうか?


 こちらは、「完全な」逃避orz。原武史『滝山コミューン1974』。

滝山コミューン一九七四

滝山コミューン一九七四

 とはいえ、革新的団地像については、大変よくわかるような気がして、学校の「民主集中制」はともかくとして、勝手にいろいろと回想しながら読みました。そして、著者の「コミューン」に対する眼差しも、単なる断罪ではなく、両義的であるように思われます。