授業の準備を兼ねて、先日の某新聞で言及されていたこの本の、プロローグ「『人生前半の社会保障』とは」および第3章「教育論/若者基礎年金論」の箇所を読む。
持続可能な福祉社会―「もうひとつの日本」の構想 (ちくま新書)
- 作者: 広井良典
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/07/01
- メディア: 新書
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What's Wrong With a Free Lunch? (New Democracy Forum)
- 作者: Philippe Van Parijs,Joshua Cohen
- 出版社/メーカー: Beacon Press
- 発売日: 2001/05/08
- メディア: ペーパーバック
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理由は簡単で、それは人生における様々な『リスク』が退職期=高齢期にほとんど集中していたからである。その背景には、終身雇用の『カイシャ』と、強固で安定した『(核)家族』という、現役時代の生活保障を強固に支える“見えない社会保障”の存在があった。(20頁)
賛否はともあれ、もっと議論されてよいテーマが新書でも登場してきたことは意味があると思う。