書斎の窓

 最新号の『書斎の窓』556号に、同僚(といっても学部は違いますが)社会学者の田渕六郎さんが同じく社会学者の山田昌弘さんの『迷走する家族』の書評を書いていました。

迷走する家族―戦後家族モデルの形成と解体

迷走する家族―戦後家族モデルの形成と解体

 田渕さんという人は、非常に実証的で堅実な研究をされる一方で、大きな枠組みでものごとを考える能力も持っている方なのですが、この書評も、限られた紙幅の中に、そんな田渕さんの特徴がよく現れていて、興味深く読みました。
 肝心の山田さんの本は、最初の方だけ読んで「積読」になっていたのですが、ちゃんと読んでみるか、と思わされたのでした。
 と、言ったからといって、「有言不実行」というサイアクのパターンになってしまうかもしれないのですが…。