卒園まであと少し

 いよいよ今週で、長男の保育園通いも終わりです。
 長いようで短い5年間でした。
 最初は保育園で預けて出て行こうとすると、必死の形相で大泣きしていた長男も、今では一人でちゃんと準備をして、すいすいと遊びに行きます。
 赤ちゃんのころは本当によく泣いて、親はずいぶん消耗しました。保育園に行き始めてからも最初は相変わらずよく泣いていました。でも、1歳3ヶ月くらいのときに、はしかにかかって1週間くらい入院した以外は、大きな病気にもならず、だからほとんど休むこともなく、元気に通いました。
 3月生まれなので、同じ学年の子どもの中ではどうしても発達は遅れがちで、きっと本人は周りの子についていくだけで大変なことも多かったと思います。でも、あまり不満も言わずに、毎日通いました。
 ふと気づくと、子どもは思いがけず成長していて、いつの間にか、コップをひっくり返さないようになったり、箸が使えるようになったり、自分で着替えをするようになったり、文字が読めるようになったり、自転車に乗れるようになったり、地図で「中国はここだよ」と指し示すことができるようになったり、していて、親としては、驚いたり、頼もしく思ったり、自分の幼いころの記憶と重ね合わせたりしたり、と、いろいろな思いが交錯します。
 子どもの行っている保育園は、複数の小学校区から通ってきているので、同じ小学校に行く子が数人しかいません。ちょっと残念だし、(小学校で)知らない子ばかりで大丈夫かなあ、と少し心配にもなります。
 でも、きっと大丈夫、かな。