本を読んでもらって

知り合いのとある方が、拙著を大変興味ぶかそうに*1、読んでくれています。
他所様にそんなに興味深そうに読んでいただけると、出来上がりプロセスをよく知っている者としては*2、なんだか恐縮というか、気恥ずかしいですね。人様に面白がっていただけるようなものだとは思わずに、ただただ最低限のことだけをやるという一心だけで書きあがったシロモノですから。

国家・政治・市民社会―クラウスオッフェの政治理論

国家・政治・市民社会―クラウスオッフェの政治理論

こういうことを書いていると、「次の本をまとめなければ」という思いがフツフツと沸いてきます。でも、ときどきそういうことを思うのですが、長期的合理性を維持することはできず、実際には短期的な合理性に基づき目先のことに流されてしまう日々です。長期的合理性を発揮させてくれるような「制度」を欲しているのですが、「作為の主体」として自ら設立をを試みないとダメなのかもしれませんね。

*1:「ネタ」じゃないですよね?

*2:まあ、書いた本人ですから。