これはいいかも

最近、「本買いモード」で、日本語本も洋書も買いまくっている感じがします。私費で(泣)。そのなかで、最近買った、高橋伸夫『〈育てる経営〉の戦略:ポスト成果主義への道』講談社選書メチエ、2005年、がちょっと面白そうな予感(最初のほうしか読んでいないので、あくまで「予感」ということで)。企業の話で書いているのですが、大学も人材育成とか、人事とか、こういう時代だからこそ、本当に構成員のモティヴェーションが上がるような施策を一生懸命考えてほしいなあ、と思わずにはいられないです、はい。困ったことに、「インセンティブ」なのか、「サンクション」なのかよくわからない、というかやっぱり後者じゃないのかそれは、というような施策ばかりが増えていくような気がしてしまうのです。「仕事が嫌い」「新しいことが嫌い」なもののひがみと言われればそれまでですがorz
 それとは別に、ちょっと前に出た三浦展『仕事をしなければ、自分は見つからない。』晶文社という本も、最近少し読んでおりますが、これが、なんと言うか理屈抜きで記述が面白いです。著者の出会った仕事をしている正社員やフリーターの若者の行動の描写と論評を読んでいると、もうそれだけで笑いそうです。今年のゼミのテキストの一冊でもあるので、そのときにでも「若者」にも感想を聞きたいところです。
 ところで、まだ書けていない原稿の約束がいっぱいある中で、今日、書評の依頼が届いたのです。A41枚くらいではあるのですが、昨年、いくつか書評を書いて、短くても手間隙は結構かかることを実感(いや痛感か?)したばかりなのでした。名誉に思うからか、単に気が弱いだけか、これまで依頼原稿を断ったことはないのですが、さて、どうしたものか…。依頼といえば、もう一つ、結構「押し」の強い講演依頼も…(あ、悪い意味で書いてませんので)。