だるくて憂鬱な日々

 だるくて憂鬱な日々が続いています。なぜか、理由はわかりません。論文を書かなければいけないのに、ちょこまかとしたことで日々時間を取られているのが原因かもしれません。昔、現代思想で「逃走」という言葉がはやったことがありますが、まあ、そういう気分です(浅田彰さんはやっぱり偉大なのではないか、と)。ポストモダンの細かいこと、難しいことはわからないが、でも心情的には大変よくわかるつもりでいる自分です。
 そんな中、今柊二ガンダム・モデル進化論』祥伝社新書、2005年を購入。小学生時代に、ガンダムのプラモデルを求めて開店前から店に並んだり、学校のあるときはその日に入荷する店に、親に買いに行かせたりしていた(それはどうかな、と今では思うが)、僕としえは、ちょっと気になります。あのころ(というのは1980年代初頭)買って、今でも新品のままあるいは作りかけで残っているプラモデルが僕の実家にはまだいくつか残っています。でも、ガンダム関係は一つだけです。「アッグガイ」だったかな(名前、違うかも)。初代「ガンダム」の中には直接は出てこなかったのですが、「試作品」ということで後でプラモデルだけ出たものです。と、書いている途中で思い出しましたが、多分「ザクレロ」もあります。しかし、これらって、今でも販売されているのですね。ついでに、「マクロス」の「ロイ・フォッカー・スペシャル」とかも眠っています。
 あと、ある知り合いの方からのお奨めで、藤田潤一郎『政治と倫理』創文社、2004年を「ついに」購入。「ついに」というのは、この著者の論文のいくつかは以前から知っていて、この本が出たのも知っていたのですが、どうしようかなあ、と思いつつ、今に至っていたのを「決断」した、という意味です。僕とほぼ同世代の政治思想史研究者ですが、かなり特異かつ重厚そうな内容で、読むときはちょっと心して読まないといけないでしょうね。僕も、読む人を圧倒できるような文章を書きたいものですが…。