子育て

 今日は、名古屋ドームで開催された子ども向けのイベントに行ってきました。「仮面ライダー」とか「スーパー戦隊シリーズ」とか、遠い昔に馴染みのあったキャラクターに、再び(思いがけず?)再会することになるのは、子育てならでは、です。「再会」というか、実際、テレビ番組の熱心な視聴者であったりします・・・。
 ところで、そういうところに行くのも、(もちろん?)我が家に子どもがいるからです。本人の実感では早いもので、子育てを始めてからもうすぐ5年が経ちます。「以前よりはいろいろな面でラクになったなあ」と感じつつ、それでも日々、「子育ての両義性」を考えてしまいます。それはつまり、「子育ては大変だけど/楽しい」または「楽しいけど/大変」ということです。
 一方で、なんと言われようと、やっぱり子どもがいるために時間が自由にならない側面があるのは精神的にキツいです。毎朝、保育園の準備をするときとか、休日に子どもと一緒にいるときとか、大げさな言い方になってしまいますが、精神的な「他者」がいやおうなしにこちらの精神に侵入してくるわけです。「ミー・ファースト」で育ってしまった自分としては、やっぱりしんどくないといえばウソになります。
 他方で、そうはいっても、やっぱり子どもはかわいくかつ大事に思えるのです。「天真爛漫」という言葉がぴったり当てはまるような笑顔や(今もそうですが)布団に包まって寝ている寝顔などを見ていると、こっちまでうれしくなったり、心が安らいだりします。専業主婦の方よろしく、「この子たちの成長する姿を少しでもそばで見ていたい」と感じ、「仕事などに時間を取られている場合じゃないのに!」などと思ったりします(これは、「ワーク・ライフ・バランス」の崩れ、ということで、あまりハッピーなことではない、とも言えますが)。
 そういうわけで、僕にとって子育ては常に「両義的」です。ですから、「子どもを持つのも、持たないのも、『自己決定』であり、『自己責任』だ」とか言われたらシンドイなあ、と思います。これはホントはとっても大事な論点なのですが、考え/書いていると時間がなくなってしまうので、ひとまず深入りしないでやめときます。