拙稿「公/私区分の再定義」が掲載された、辻村みよ子編『ジェンダーの基礎理論と法』東北大学出版会、2007年、が刊行された模様です。
「はまぞう」ではまだ出ないようなので、出版社サイトをご覧ください。
http://www.tups.jp/book/new_list.php
ちなみに、拙稿は、政治思想学会誌『政治思想研究』第5号に掲載された拙稿「フェミニズムは公/私区分を必要とするのか?」の、縮小・修正バージョンです(編集委員会の了承済み。念のため。)
《目 次》
第一部 ジェンダーとセックス―性差をめぐる学際的研究の成果と課題
第1章 ジェンダー概念の有効性について(江原由美子)
第2章 ジェンダー概念の意義と効果(上野千鶴子)
第3章 進化生物学とジェンダー(長谷川眞理子)
第4章 セックスとジェンダー、そして男女共同参画(束村博子)
第5章 遺伝子と性差―医療現場から(和田裕子ほか)
第6章 女性と高齢者介護問題に関する疫学的アプローチ(大森 芳・坪野吉孝)
第7章 スポーツする身体とジェンダー(井谷恵子)
第二部 ジェンダーとフェミニズム―女性の地位・権利をめぐる歴史的・思想史的研究の成果と課題
第8章 古代ギリシアにおける家の継承―後継者確保のための法制と慣行(桜井万里子)
第9章 オランプ・ドゥ・グージュと女性の人権―フェミニズムと人権論の源流(辻村みよ子)
第10章 メアリ・ウルストンクラフトと女性の人権(梅垣千尋)
第11章 シモーヌ・ド・ボーヴォワールの今日的意義―「女であること」と「女性の権利」(井上たか子)
第12章 公/私区分の再定義(田村哲樹)
第13章 フェミニズムの思想を稼働しつづけるもの(竹村和子)
第三部 ジェンダーと法―ジェンダー法学・フェミニズム法学の方法と課題
第14章 フェミニズムと法・国家論(岡野八代)
第15章 ジェンダー法史学の課題と展望(三成美保)
第16章 ジェンダー法学の意義と課題(辻村みよ子)
第17章 憲法学とジェンダー研究(中里見 博)
第18章 ドメスティック・バイオレンスをめぐる法政策―「人権アプローチ」と「福祉アプローチ」(小島妙子)