読書

岡田憲治『言葉が足りないとサルになる――現代ニッポンと言語力』(亜紀書房、2010年)をざっと読了。

言葉が足りないとサルになる

言葉が足りないとサルになる

「言葉の大切さ」については、異論なし。ただ、言葉を大切にしないのが、今の若者だけなのかどうかは、少々疑問。著者は、そう断言しているわけではないと思うけれど、それでも、しばしば現在と過去の比較調になるところが気になる。
あと、文体がなんとなく「男らしく」感じられてしまう点も、少し気になる。「ですます」調で書かれているのだけれども。