英語クラス番外編

 というわけで、今日は、水曜の英語クラスの先生が自宅で開催してくださっているシェイクスピアを読む番外編の日。というよりは、こちらの方がむしろ本編では、という感じになりつつあるわけですが。
 今は、『マクベス』を読んでいるわけですが、今日は、かなり最後のあたり。マクベスがマクダフたちの軍に城を包囲されて、例の「森が動いている」との報告を聞いて、戦場に飛び出していき、「born of woman」には負けないはずだがマクダフがまさかの・・・という場面。
 「例の」とか書くと、以下にも知っている風ですが、前にもちらっと書いたと思いますが、恥ずかしながら、シェイクスピアを読むのは初めてなのであります。ちゃんと勉強します。
 先週まで生徒3人でしたが、そのうち一人が(韓国に)帰国したので、今日からは二人です。実は二人とも日本人だったりするわけですが。
 この番外編授業、ランチを挟んで4時間くらいあります。今日は、開始時間を遅らせたので3時間くらいでしたが。ランチも、先生が基本的に用意してくれます。ただ、本当は生徒も、お菓子でもよいので、何か一品持ち寄るべきところのようです。なのですが、ワタクシ、お菓子作りはちょっと「できない」(←男性が料理をしない時の常套句であることは自覚しております)うえに、先生もわりと健康志向的な雰囲気があり、「迂闊な」料理も持っていけないななどとも思ってしまい、ついつい、フリーライダーしてしまっていることを告白しなければなりません。。。
 それはともかく、今日は授業が終わった後、もう一人の方はお子さんの小学校へのお迎えのために帰ったのですが、僕はその用事はなく(いや、大変押しているもろもろのことはあるのですが)、というか、先生が「Yon don't have to rush」とかおっしゃるので、一人だけ残り、いろいろとお話しをしました。
 で、その中でわかったのですが、ジェニーという名前のこの先生、ウワサでは中国(文学?)研究者ではということだったのですが、どうやらポスドクまでやったあと、公務員の道を選ばれたのだそうです(今は既に退職)。なんでも、自分のテーマは、5〜6世紀の中国(の文学だったか?)だそうなのですが、18〜19世紀をもっと広い視野で研究するならば、更にポストの任期を延ばしてやる・・・といったような、所属していたデパートメントの古代軽視の姿勢に愛想を尽かして、研究者の道をあきらめたのだそうです。
 その後、オーストラリア政府の公務員で、いろいろな省庁で仕事をしたそうなのですが、話を聞いていると、なるほど、「お役所」というのは、どこでも似たようなことが起こるのだなあと思いました。
 レリヴァンシイ重視の中では、あなたの専門のpolitical scienceも重視される側
だろう、と若干皮肉気味におっしゃったので、いえいえ、ワタクシは、政治学の中でも、political theoryと言われる分野なので、それほどのレリヴァンシイは・・・みたいなことを言ったら、確かにそうでしょうねと、同意(?)していただけました。
 時々先生の話は、(もっぱらこちらの語学力のために)ディティールがよくわからなくなるのですが、それでも結局2時間近く話していたようです。なんだか次回も同じようなことになりそうな気もするのですが(笑)、きっとこれは、かなり得難い機会なので、大切にしたいと思います。
 もっとも、これから学校が「春休み」(?)の時期で、この授業も一ヶ月くらいお休みなのですけれども。休み明けには、『(真)夏の夜の夢』がテキストになる予定です。