小野紀明先生から、ご高著『ハイデガーの政治哲学』(岩波書店、2010年)を頂きました。どうもありがとうございます。
- 作者: 小野紀明
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2010/01/09
- メディア: 単行本
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目次は下記の通り。約200頁と異例の長さを占める第1章「『政治的なもの』――その起源と変容」が書き下ろしです。
序言
序章 実在の探究
Ⅰ ハイデガーにおける「政治的なもの」
第1章 「政治的なもの」――その起源と変容
付論 フーコーの存在論的(オントロギッシュ)権力概念
第2章 『存在と時間』の政治思想的読解――ハイデガーは決断主義者か
Ⅱ 初期ハイデガーにおけるアリストテレスの受容
第3章 実践概念の脱構築
第4章 技術概念の脱構築
第5章 運動概念の脱構築
終章 戯れの甘受
あとがき
僕の記憶が間違っていなければ『現象学と政治』以来の、冒頭に掲げられた数枚の絵画も、実に印象的です。カンディンスキー的なマルク(この人の名前は知らなかった)の絵二枚、次にセザンヌ、そして最後にキュビスムのブラック…』の配置にも何か意味があるのかもしれません。