ユニ・ハウスにて

 忙しいほど酒がのみたくなる……わけではないのですが(なぜなら忙しくなくても家でのビールを飲んでいる)、今日は、ユニバーシティ・ハウスのパブでビールを少々頂きました。そういえば、「ユニバーシティ」を「ユニ」と略すのは、オーストラリア特有だと、ウェブ上で見ましたが、そうなんですか?「univ」と略記するのは、日本特有だろうと睨んでいるのですが。
 と、それはともかく、今日は、下のエントリで書いた首が絞まりかけている原稿のことをいろいろ考えねばならなかったのですが、16時30分過ぎに、向かいの部屋のプロジェクト・アシスタントのAさんが「ユニ・ハウスで飲むけど、来ない?」と言うではないですか。
 キャンベラの人にとっては、「金曜午後」は半分休み、夕方になると、みんなビールを飲もうと仕事をやめてしまう……と聞くのですが(本当かな?)、さすがに日本人的勤労倫理(いやちょっと違うかも)が抜け切れない僕は、すぐに行くとは言えず、「5時に行く」と返事をしました。まあ、結局、行くわけですが。
 といっても、前にも書いたように、英語トークの飲み会は、「楽しい」というよりは「修行」の場です。ビールを飲みに行っているのではなくて、修行しに行ったら、たまたまビールもあった、ということなのです。
 と、それもともかく、5時過ぎに行きました。あんまりよくわからないのですが、別の分野の研究者の人たちもいたようです(物理学と言っている人がいた)。日本人的には、つい名刺を渡したいところなのですが、こちらでは、こういう場で名刺を渡すことはほぼ皆無。よって、名前を聞いても、すぐ忘れてしまいます。というか、よく聞き取れないこともあるんですけどね(苦笑)。でも、今日は、二人まだ覚えています。
 今日の飲み会では、それなりに頑張って話すことができました。まあ、小さい子ども(2歳弱)がいたので、その子の「相手」を適当にしていたということもありますが。「相手」といっても、小さい子どもは、見慣れないひとには、基本的になつきません。そういうのは、万国共通のようです。だから、たどたどしく話しかけてもあんまり相手にしてくれないのですが、ポテトチップは喜んで受け取って食べてくれました。
 ということだけではなく、Bora氏とは、熟議民主主義の話もいろいろと。ちゃんと話に付き合ってくれるのは、本当にありがたいことです。
 なお、こういう飲み会の時は、「どんぶり勘定」のようです。誰かが適当に、ピッチャーやつまみを買って来て、それをいちいち清算しません。僕も「払う」と言ったのですが、「いい、いい」といわれてご馳走になってしまいました。また別の機会に払えばよい、という感じなんでしょうね。
 それから、ユニ・ハウスで飲むときは、「つまみ」は、あんまり買わないようです。きっと、さっと飲んで、食事は帰宅してから、という感じなんでしょうね。
 明日は、W大から数ヶ月の滞在で来ているI先生(政治学の先生ではない)やこちらの日本人院生の方たちと、ちょっとした勉強会です。