またまた『高畠通敏集2 政治の発見』所収の「政治の発見」(初出:1965年)より。
このような政治社会の極小形態は、もちろん、家庭である。実際、家庭は、あらゆる意味で政治のモデルとして適切な条件を具えている。・・・時間の経過とともに共同体の社会的温度が下がり個性が析出しはじめるとき、家庭も個性のぶつかりあいの政治社会に転化する。この政治社会に秩序を樹立するのは、日々の政治交渉による相互の合意に他ならない。(32頁)
う〜む。ここまで指摘されていたとは、勉強不足でした。
- 作者: 高畠通敏,栗原彬,五十嵐暁郎
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2009/07/07
- メディア: 単行本
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (2件) を見る